たるみ
真皮の弾力が失われたり、加齢に伴い筋力が低下したりすると目もと、口もと、頬の輪郭部分(フェイスライン)、あごの下が下がり、たるみとなる。
【たるみの原因】
(1)紫外線の影響・・・乾燥や真皮へのダメージ
(2)間違ったお手入れ・・・肌表面のこすりす魏、剥がすパック、スクラブ洗顔、ect
(3)筋力の衰え
(4)加齢による真皮の衰え
(5)急激な体重の増減
【たるみはどのように起こるのか?】
①真皮の状態が悪くなる
真皮の存在する繊維芽細胞の働きが衰え、繊維や基質が充分につくられない。すると繊維が弱かったり、基質の量が減少したりして真皮自体が薄くなる。
また、表皮と真皮の境目にある乳頭層の波上部分が平坦な状態になり、肌のハリや弾力が損なわれる。
②紫外線による真皮へのダメージ
長期間にわたり紫外線を浴び続けていると真皮に到達する紫外線A波によりコラーゲンやエラスチンが少しずつ変性して劣化(もろくなったりすること)が進む。すると真皮の柔軟性や弾力がなくなる。
③肌を支える筋力の衰え
加齢により筋力が衰え、蓄積した皮下脂肪を支えきれず下がったように感じる。
頬などは、肌がたるむことにより毛穴がゆるんだように大きく目立ってくる。
【たるみの予防と改善】
角層を整った状態に保つ・・・角層のモイスチャーバランスを整えて、CEの成熟を促し、バリア機能・保湿機能を正常に保つ(紫外線の影響を受けにくくなる)
真皮の機能を高める・・・皮膚生理機能を高め、真皮の機能を強化し、丈夫で充分な繊維をつくる
日中の乾燥紫外線から肌を守る・・・肌状態に応じた整肌、TPOに合わせたUV対策
【たるみのお手入れポイント】
肌質に合った「お手入れの間隔」、「テスラー・クリーナーの出力」、「お手入れの分散」を正しく行うことが基本である。しかし、肌は季節の変化や環境に左右されやすいので、日頃から状態を確認することが美肌を手に入れる近道と言える。
皮膚生理機能を整え、ハリ・弾力のある肌を目指すには肌状態に合わせたお手入れを継続することが大切である。
<クレンジング&洗顔>
クレンジングや洗顔時にこすりすぎない。すでに弾力を失っているコラーゲンは引っ張られることでさらにダメージを受けてしまうのでソフトなタッチを心がける。
【その他たるみのためのアドバイス】
(1)食生活
・良質のタンパク質、ビタミンC、血行を促すビタミンEなどの栄養素を充分に摂取する。
・短期間での極端なダイエットなどは避け、常にバランスの取れた食事を心がける。
・コラーゲンやコンドロイチンを摂取する。