くすんで、透明感の

肌にツヤや透明感がない。肌が黒ずんで見えて、明るさのない暗い印象。

【くすみの原因】

(1)乾燥・・・角層の水分不足、水分保持力の低下

(2)紫外線の影響・・・メラニン色素の増加とメラニン代謝の不調

(3)ターンオーバーの不調・・・角層肥厚

(4)血行不良・・・体調、ストレス、冷え

(5)間違ったお手入れ・・・肌表面のこすりすぎ、剥がすパック、スクラブ洗顔、etc

(6)汚れの残留・・・毛穴の黒ずみ、メイクの汚れ

【くすみはどのように起こるのか?】

①角層の状態が悪くなる=バリア機能・保湿機能の低下

角層の水分不足によりCEの成熟が悪くなると、細胞間脂質の配列が乱れバリア機能が低下する。また、保湿の要であるNMFが不足し、保湿機能が低下する。このような状態が続くと、肌はさらに空気の乾燥や紫外線などの影響を受けやすくなる。

②表皮の状態が悪くなる=ターンオーバーが遅くなる

ターンオーバーが遅くなると、本来スムーズに剥がれ落ちるべき古くなった角層細胞が、いつまでも肌表面に留まり角層が肥厚する。角層が肥厚すると、角層の水分量が低下しうるおい不足になる。

          ↓

メラニン色素が増加し、肌が黒ずんで見える。

③血液循環が悪くなる

血液循環が悪くなると栄養や酸素、水分が肌全体にスムーズに届けられなくなるだけでなく、老廃物の排泄も滞る。この結果、皮膚生理機能そのものが低下し、肌が疲れくすみが生じる。

さらに、毛細血管の血流が悪くなると、肌の赤味がなくなり肌色の黄味が目立ちくすんで見えやすい。

④間違ったお手入れ

お手入れのしすぎ、こすりすぎにより肌に負担をかけ続けることで色素沈着に繋がり、くすみが生じる。また、洗顔やクレンジング不足により皮脂やメイクの汚れが残留し、くすんで見える。皮脂も時間が経つと酸化され過酸化脂質となる。