肌荒れ・乾燥・小ジワ
角層の水分不足・ターンオーバーの不調・皮脂膜の減少により肌表面は、うるおいがなく、カサついている状態。肌に突っ張り感がありツヤがなく、ひどい場合は、粉を吹いたような状態になる。肌あれや、乾燥を繰り返すことにより、表情の変化に合わせて浅く細かいシワが出来てしまう。
「シワの進行」
気がつかない間に徐々に進んで行くのが特徴的。
角層の水分不足・乾燥→肌あれ→小ジワ→深いシワ
【肌あれ・乾燥・小ジワの原因】
(1)長時間の冷暖房の環境による空気の乾燥
(2)季節による肌表面の乾燥・・・紫外線、温度、湿度
(3)合わない化粧品・・・強いアルコール配合の化粧品
(4)間違ったお手入れ・・・肌表面のこすりすぎ、剥がすパック、スクラブ洗顔、etc
(6)炎症のくり返し・・・アレルギー性、アトピー性、軽い日焼け、etc
(7)加齢やターンオーバーの不調による水分保持力の低下
【肌あれ・乾燥・小ジワはどのように起こるのか?】
①角層の状態が悪くなる=バリア機能・保湿機能の低下
角層の水分不足によりCEの成熟が悪くなると、細胞間脂質の配列が乱れバリア機能が低下する。また、保湿の要であるNMFが不足し、保湿機能が低下する。このような状態が続くと肌はさらに空気の乾燥や紫外線などの影響を受けやすくなる。
②表皮の状態が悪くなる=ターンオーバーが不調になる
乾燥した状態が続くと、早く角層を修復しようとして、表皮のターンオーバーが一時的に早まり、未熟で不完全な角層細胞が生まれる。このような細胞はCEが充分に成熟していないため、角層の働きや状態が乱れる。また、加齢などによりターンオーバーが遅くなると、角層が肥厚して水分不足を引き起こす。
③皮脂膜ができにくくなる
皮膚生理機能が低下すると、皮脂分泌量も減少して皮脂膜ができにくい状態に陥り、水分が蒸散する。
【肌あれ・乾燥・小ジワの予防と改善】
角層を整った状態に保つ 角層のモイスチャーバランスを整えて、CEの成熟を促し、バリア機能・保湿機能を正常に保つ(乾燥や紫外線の影響を受けにくくなる)
表皮のターンオーバーを正常に保つ 皮膚性機能を高め、ターンオーバーを整え角層の肥厚を防ぐ
日中の乾燥・紫外線から肌を守る 肌状態に応じた整肌、TPOに合わせたUV対策
<クレンジグ&洗顔>
・必要な皮脂やうるおい成分まで流さないように温度に気をつける(ぬるま湯)。